だいぶ暖かくなって来ました。
春は何か始めるにはとても適した季節ですね。
「趣味として、何か新しいことを始めたい」
「あまり体力やお金を遣わず、毎日が楽しくなるような癒やしが欲しい」
そんな動機から5年前に私がはじめたのが、「メダカのビオトープ」です。
以前は室内に大型のガラス水槽数個を設置し、
エンゼルフィッシュやグラミー、カラシン類の熱帯魚を飼育していました。
熱帯魚や水草、石や流木を配したアクアリウムはネイチャーアクアと言われ、
自然をそのまま切り取ったレイアウトは圧巻の美しさで、
すごく魅力的ですが、システムの維持、管理にお金も時間もかかります。
ヒーターや濾過システムだけでも小型の水族館のようです。
水槽のメンテナンスだけでも1日がかりで休日が終わってしまっていました。
そこで出会ったのがメダカです。
初夏のホームセンターの園芸コーナーでメダカのビオトープが展示されていました。
涼しげな水草や睡蓮の美しさ。
眺めているだけでとっても癒されたのを覚えています。
それがきっかけでメダカビオトープを始めました。
マンションのベランダでも手軽にはじめられるというのも魅力です。
メダカは本格的に暖かくなる4月頃から産卵期に入ります。
今からメダカビオトープの準備をはじめるのにとてもよいタイミングだと思います。
生活に新しいワクワクを感じたい方にはおすすめの趣味です。
今回はメダカ飼育の土台となる飼育容器を紹介しています。
睡蓮鉢は信楽焼が多く5000円前後、
重いのでネットで購入すれば送料無料で配達してもらえます。
プラスチック容器は1000円位からと入手しやすく、
最近では陶器を模したおしゃれなデザインのものもあり、
軽量なので女性でも簡単に持ち運びできます。

今回はメダカ飼育の土台となる飼育容器を紹介しています。
睡蓮鉢は信楽焼が多く4000円前後
プラスチック容器は1000円台からと入手しやすいです。
メダカについて
かつて日本の小川にいたメダカたちは、
現在は深刻な環境の激変から絶滅危惧種になりつつあります。
子供の頃は近くの田んぼの水たまりにもよく見かけました。
そんなメダカはベランダや玄関先でも飼育が可能です。
シニアの趣味としてはとても身近で楽しく、
またビオトープでは水草や石などで趣のある空間を作ることが出来ます。
メダカ飼育に関心のある方に向けて、
ホームセンターやネットで揃う身近な道具を使った始め方を
私の拙い経験からですが参考になりましたらと思います。
現在は昔ながらの黒メダカやヒメダカの他に
愛好家や繁殖家などによって改良された
美しいメダカや珍しいメダカなどがブームとなっていて、
アクアリウムショップやホームセンター、道の駅、
JAの即売所などでも購入できます。
1. なぜシニアに「メダカ」がおすすめなのか?
メダカ飼育には、他のペットにはない
「シニア世代に優しいポイント」が3つあります。

散歩がいらず、体への負担が少ない
犬のように毎日の散歩は必要ありません。
ベランダや玄関先に椅子を置いて、メダカが泳ぐ姿を眺める
「鑑賞」そのものが、立派な趣味になります。

② 道具が安価で、ホームセンターで全て揃う
専門的なショップに行かなくても、
お近くのコーナンやカインズ、ビバホームといった
ホームセンターの園芸・ペットコーナーで、
1,000円〜2,000円もあれば立派な住まい(容器)が手に入ります。
また、趣のある睡蓮鉢などはネットショップで購入できます。い

③ 「ビオトープ」なら、手間がかからない

ビオトープとは
「生き物の暮らす空間」のこと。水草とメダカをバランスよく配置すれば、
過度な水換えや大掛かりな掃除をせずとも、自然のサイクルで水がきれいな状態を保てるようになります。
ビオトープ(Biotope)は、ギリシャ語の「bios(生物)」と「topos(場所)」を組み合わせた言葉で、日本語では「生物の生息空間」と訳されます。もともとはドイツで生まれた概念で、特定の地域の野生生物が、本来の生態系を保ちながら生息・繁殖できる場所を指します。
ビオトープの3つの特徴
・ 野生のつながりを守る
ペットや外来種ではなく、その土地に昔からいる在来の植物や昆虫、魚などが主役です。
・「食べる・食べられる」の循環
植物が成長し、それを虫が食べ、さらにその虫を鳥やカエルが食べる、といった「食物連鎖」がその場所だけで完結することを目指します。
・ 人工的な管理を最小限に
一度環境を整えたら、基本的には自然の力に任せます。過度な掃除や餌やりは行わないのが理想です。身近にあるビオトープの現在は、自然保護だけでなく教育や癒やしの場としても活用されています。
豆知識
庭やベランダで作るコツ初心者の方は、水鉢にメダカと水生植物(ホテイアオイなど)を入れるところから始めるのがおすすめです。メダカがボウフラ(蚊の幼虫)を食べてくれるため、小さな生態系がすぐに出来上がります。自宅に居ながら地球の自然システムを観察しながら、私たちもその一部だということを実感できるかもしれません。

2. メダカの「住まい」を選ぼう:おすすめの容器3選
メダカは「水深」よりも「水面の広さ」を好みます。
空気が水面に触れる面積が広いほど、酸素が溶け込みやすくなるからです。
私の経験から、水量が多い方が水質が安定すると熱帯魚飼育の時に体験したので
メダカも水量を考慮し深い容器にしたところ、うまくいきませんでした。
メダカの場合は浅めのトロ船やプランターの方が良いと思います。
睡蓮鉢(すいれんばち)
風情を大切にしたいなら、陶器の睡蓮鉢が一番です。
• メリット: 断熱性が高く、外気温の変化からメダカを守ってくれます。
・デメリット:重いので設置したら移動ができません。
・ポイント: 玄関先に置くだけで、「和」の素敵なインテリアになります。
睡蓮鉢 信楽焼の睡蓮鉢は美しいです。
トロ舟(プラ箱)
左官職人さんが泥をこねるのに使う「トロ舟」や、厚手のプラスチック容器も優秀です。
ホームセンターで目にするプランターや収納ボックスなどでも飼育できます。
• メリット: 軽くて丈夫、かつ水面が広いのでメダカがのびのび泳げます。
・デメリット:水が外気温度の影響を受けやすい。長年の使用で劣化する。
・入手先: ホームセンターの資材コーナー(DIY売り場)に数百円〜千円程度で置いてあります。
プラ容器 安価で軽く扱いやすいです。
ガラス容器
ダイニングテーブルや窓際で楽しみたいなら金魚鉢や少し大きめのガラス容器も素敵です。
・デメリット:水の汚れ緑ゴケなど目立つ。透明なのでメダカにストレスがかかる場合も。
• メリット: 横からの姿が美しく、メダカの表情がよく見えます。
ガラス容器 手入れが必要だが美しいです。

3. 「エアーレーション(ぶくぶく)」は不要?メダカのストレスを考える
意外かもしれませんが、メダカ飼育において「エアーレーション(ぶくぶく)」は
必須ではありません。むしろ、野外のビオトープでは「ないほうが良い」場合が多いのです。
メダカは「強い水流」が苦手
メダカは本来、流れの緩やかな小川や田んぼの水溜まりなどに生息する生き物です。
狭い容器でエアーレーションを強くかけると、絶えず水流が発生し、
メダカは流されないように泳ぎ続けなければなりません。
これが大きなストレスとなり、寿命を縮める原因になることもあります。
酸素は「水草」と「水面」から
水草を多めに入れ、水面を広く取っていれば、
光合成と風など水面が揺れることで空気中から酸素が溶け込み
メダカに必要な酸素は十分に確保できます。
静かな環境で、ゆったりと泳がせてあげることが長生きの秘訣です。
4. ビオトープを彩る「水草」と「メダカの種類」
初心者におすすめの水草
水草はメダカの隠れ家になり、卵を産み付ける場所にもなります。

ホテイ草(ホテイアオイ)
浮かせておくだけでOK。
紫色の花が咲くことも。
産卵期は産卵床としても役立ちます。


アナカリス
非常に丈夫で、光合成による酸素供給量が多いです。
廃棄時は側溝や川に流さないでくださいね。
生態系が変わってしまいます。ゴミとして廃棄。


睡蓮(スイレン)
夏に美しい花を咲かせ、大きな葉が直射日光を遮る日傘の役割をしてくれます。

個性豊かなメダカたち
最近は「改良メダカ」と呼ばれ、非常に美しい種類が増えています。

ヒメダカ
オレンジ色が鮮やかで、どこにいるか見つけやすい定番種。


みゆき(幹之)メダカ
背中が青白く光り、上から眺めるビオトープに最適。
丈夫な品種です。


楊貴妃(ようきひ)
深い赤色が水草の緑に映えます。

メダカの種類はまだまだたくさんあります。
改良品種になるとヒレが長くて美しいものや
錦鯉のような模様のメダカもあり、本当に奥深い世界です。
私はエメキンとよばれる種類と、ヒメダカ、ゴブリンなどをミックスで育てています。
近くのホームセンターや道の駅などでも定期的に「メダカ掬い」という
イベントを行っているときがあるので見かけたらぜひ覗いてみてくださいね。
5. 失敗しないための「最初の一歩」:5つの注意点
1. 水道水のカルキ抜き: 水道水には消毒用の塩素が含まれています。汲み置きして1日太陽に当てるか、市販のカルキ抜き剤を使いましょう。
2.ビオトープを作ってからメダカを入れるのですが、立ち上げ初期は水がまだ出来ていないので、できれば数週間経ってからメダカを入れるのがよいでしょう。早く水を作りたい場合は石巻貝などの淡水の貝を入れておくとよいでしょう。水を作る=バクテリア 次回説明
3. 餌のやりすぎに注意: シニアの方がついやってしまうのが「可愛くて餌をあげすぎる」こと。食べ残した餌は水を汚す最大の原因になります。1〜2分で食べ切れる量を1日1回で十分です。
4. 急激な温度変化を避ける: 小さな容器は夏場にすぐお湯になってしまいます。すだれをかけたり、日陰に置くなどの工夫をしてあげましょう。
5. これは私の私見ですが、最初メダカを飼いはじめた時は、容器の中にモリモリに水草や、石を入れてしまいがちです。メダカの隠れる場所を作るのは大事ですが、いろいろ入れすぎるのは行くらビオトープだとはいえ水の悪化を招く場合があります。できれば引き算で考えて、「いろいろやりすぎない」を大事にしたほうがよいでしょう。
6. おわりに:メダカが教えてくれる「ゆったりとした時間」
朝起きて、玄関先の睡蓮鉢を覗き込む。
餌をあげると、小さな口をパクパクさせて寄ってくる。
水草の陰で、産まれたばかりの小さな赤ちゃんメダカを見つける。
そんな小さな変化が、日常に大きな喜びを運んできてくれます。
機械的な音(エアーレーション)のない、静かな水辺をあなたの住まいに作ってみませんか?
まずは、お気に入りの「鉢」を一つ選ぶところから始めてみてください。

次回は底砂について語ります。
低床を棲家とするバクテリアにも触れていきます。







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