いよいよ気温も紫外線も高くなり、メダカ飼育も夏支度を始める時期に入って来ました。そろそろ産卵床に卵が産みつけられはじめます。そして必ず突き当たるのが「水質維持」と「繁殖」の両立という悩みです。
ビオトープは基本エサは与えなくても、自然のサイクルで微生物やプランクトンが発生してそれを食べてという循環で完成されていますが、私はメダカの活性期は1日に1回えさを与えています。それは夏を乗り切る体力をメダカにつけさせたいのと、産卵を応援するためです。
量は1日1回、1〜2分で食べ切れる量を指で摘んでパラパラと撒きます。
飼育しているメダカの数に合わせて量を調節してください。与え方は人それぞれですが、手で与えることで微妙な量の調節ができます。
メダカのブログやYouTubeを観ていると、プロ用のエサがよく出てきます。有名なのは「おとひめやライズ」などです。栄養価が高くよいエサですがビオトープで飼育している私は使ったことがありません。繁殖、販売を目的にしている場合は適していると思います。

私が使用しているエサは、初心者、ベテランにも人気のキョーリンから出ている目的の異なるに種類のエサです。
キョーリンのエサの利点
1. ネットやホームセンターなどで簡単に購入できる。
2. 少量パックで販売されているので劣化する前に使い切れる。
3. 自社研究施設での徹底したデータ管理と生菌研究「ひかり菌」などでメダカ専用飼料の研究が盛ん。

今日はキョーリンの2種類のエサを比較してみます。
「水キレイ」系の正体:メンテナンス重視の救世主

初心者の方や、室内で綺麗な水槽を楽しみたい方に人気なのが「水キレイ」を謳うシリーズです。
- 最大の特徴:低負荷と分解力 このエサは、メダカが食べた後の「排泄物」にフォーカスしています。キョーリン独自の善玉菌(ひかり菌)が配合されており、腸内環境を整えるだけでなく、フンとして出た後もそのフンを分解しやすい状態にしてくれます。
- 成分のバランス: 産卵用に比べると蛋白質や脂肪分はやや抑えめ(それでも十分な栄養価ですが)に設定されています。これは、高栄養すぎるエサは食べ残しや排泄物による水の富栄養化(=汚れ)を招きやすいため、あえて「適正な量」に調整されているからです。
【こんな人におすすめ】

「産卵繁殖用」の正体:攻めの高栄養スペック

一方で、私が以前の記事でも「スペックがスゴい!」と熱弁したのが、この「産卵繁殖用」です。
- 最大の特徴:圧倒的な高カロリー 成分表を見れば一目瞭然ですが、粗蛋白質51.0%以上、粗脂肪9.0%以上という、業務用飼料(おとひめやライズ)に匹敵、あるいは凌駕する高栄養価を誇ります。メダカが卵を産むには、膨大なエネルギーが必要です。そのエネルギーを効率よく摂取させるために、限界まで栄養を詰め込んだのがこのエサです。
- 産卵数2倍のデータ: メーカーのテストでも、通常のエサと比較して産卵数が大幅にアップするという結果が出ています。これは単に栄養が高いだけでなく、メダカが食べやすい粒のサイズや、口当たりの良さまで計算されているからです。
【こんな人におすすめ】

数値で見る決定的な違い

具体的に、成分を比較してみましょう(製品により微差はありますが一般的な傾向です)。
| 比較項目 | 水キレイ(メンテナンス系) | 産卵繁殖用(プロ仕様) |
|---|---|---|
| 粗蛋白質 | 約46〜48% | 51.0%以上 |
| 粗脂肪 | 約4〜7% | 9.0%以上 |
| コンセプト | 排泄物の分解・水質維持 | 産卵エネルギーの最大化 |
| 主な配合物 | 善玉菌(ひかり菌)多め | 高品質魚粉・高度不飽和脂肪酸 |

この「蛋白質3〜5%の差」や「脂肪分の差」が、数週間後の産卵数や、メダカの肉付きにハッキリと現れてきます。
使い分け

では、結局どちらが良いのか。私は「飼育環境と季節」で使い分けるべきだと考えています。
ケースA:屋外ビオトープや繁殖シーズン
春から夏にかけて、ガンガン卵を採りたい時期は、迷わず「産卵繁殖用」です。屋外であれば日光によるプランクトンの発生もあり、水質が安定しやすいため、少々の高栄養でも環境が受け止めてくれます。ただし、以前も書いた通り「鮮度」が命。1ヶ月で使い切れるサイズを選んでくださいね。
ケースB:室内鑑賞や冬場の低活性時
水量が限られる室内水槽や、メダカの活性が落ちる時期、あるいは「水換えが今週は忙しくてできない!」という時は、「水キレイ」タイプが安心です。無理に太らせる必要がない時期に高栄養を与えすぎると、逆に消化不良や水質悪化を招くリスクがあるからです。

おとひめ、ライズが気になる方はこちらからどうぞ 🎵
まとめ
「プロが使うエサが良い」「高いエサが良い」と盲信するのではなく、「今、自分のメダカに何が必要か」を考えることが、飼育上達への近道です。

「プロが使うエサが良い」「高いエサが良い」と盲信するのではなく、「今、自分のメダカに何が必要か」を考えることが飼育上達への近道です。
どちらもキョーリンさんがメダカのために心血を注いで開発したエサ。特性を理解して使い分けることで、充実した飼育になるはずです。

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